日  誌

辺野古 阻止行動船カンパ
カンパ報告の頁へ 
 上記、カンパはすでに「命を守る会」に手渡し致しました。
今後、順次、カンパをいただいた団体名、また個人についてはイニシャルで報告していこうと思っています。
ありがとうございました。m(__)m

辺野古と共に!国会前座り込み
 国会座り込みの様子を毎日更新!!

2月日(土)


 

「街」ライブ

 PM7:00頃〜

入場料 1000円



2005年1月F
1月Eへ 1月Gへ

1月28日(金) 日誌
風邪でヨッシー、タカちゃんが休み。
代わりに周ちゃんが大根おろし
 昼食は厚揚げハンバーグほか  沖縄物産担当・マリちゃんが郵便局で
振込みをしました
 体脂肪計で遊ぶオーイちゃん  お客さんがお釣りが1000円多かった
と返却に来てくださいました
青木さんから差し入れ
 夕食は「ちばき屋」のラーメン 高菜チャーハン  暴走餃子
久々の顔 署名
206 沖縄帰りのミッちゃん(50ウン才)
 28日の国会前、座り込み
今日の参加者は6人、カンパは1,200円でした。
福島瑞穂議員の秘書の人が寄りました。来週、月曜日、国会で質問するので、
辺野古の写真を借りていきました

1月27日(木) 日誌
昼食は大根・鶏・ゆで卵の煮物  納豆・カクテギ  洗うマリちゃん
掃くエミちゃん  今日は周ちゃんの誕生パーティー。久々にアルゼンチン・チキン、周ちゃんの
リクエストのキムチ・チャーハン
周ちゃん母 乾杯 (^_^)v

白 保 メ ー ル  Jan.26.2005 No.64
                           
 //転載歓迎//

 <農民一年生を振り返って:その1 田圃編>     農民:小林 孝

 以前、私が2003年12月いっぱいでWWFジャパン(しらほサンゴ村)を退職し、趣味で田圃の野良仕事をしているとお伝えしました。それからほぼ一年が経ちました。農業一年生が経験してきた、この島での農業について書いてみます。

[何故農業を選んだか]

 私が社会人になって多少の時間が経ち、世の中がどういう仕組みであるかがおぼろげながら判って以来、人間生活の基本は自給自足だろう、その実践の場は農業にある、という理念を暖めていました。頭の引き出しにしまっておいたその考えを、きっと今が実現させる潮時だと感じて、そのための道に足を踏み入れたのが一年前だった、と
いうのが判りやすい理由だと思います。

 さらに言えば、私が惚れ込んでいる白保(八重山)のサンゴ礁の海が赤土汚染による被害を受ける状況に何の改善も見られないのは何故か、それをきちんと把握するには、自分が農民になって、赤土問題の当事者にならなければならないと薄々感づいていました。それを実践してみる機会を与えられたのだと解釈した、ということでもあります。

[先ずは白米作り]

 ご縁と機会があり、30年近く前にこの島に本土から移住して、有機農業に取り組んでこられた知り合いのHさんが、事情があって作業をしなくなった田圃を貸してくれることになりました。その田で先ずは白米を作ることから、私
の農業一年生の研修が始まりました。

 田の面積はほぼ4反(≒4,000平方メートル、60m×60mよりも広い)、これまで有機栽培をしてきた田であり、土地改良はされておらず、水はすぐ脇を流れる小さな谷の流れから導きます。白保の集落からは車で20分ぐらいのと
ころにあります。

 田を貸してくれた先輩の意志を引き継ぐまでもなく、私自身が安全性に信頼を置けない化学肥料や農薬を使うことなどとんでもないことだと考えていますから、必然的に有機農業を実践しています。

 しばらく放棄されていた田の周辺環境は、雑草が生い茂り、畦を歩くことさえできない状況でしたから、その整備から始まりました。それから田の中を整備し、JAから白米(ひとめぼれ)の苗を購入し、田植え機を持つ白保の農家の方に田植えを依頼し、稲が花を付け、穂が垂れて、収穫(これも収穫機を持つ方に依存するしかありません)、JAのライスセンター(米の集荷所)に籾付きの米を納品して、一期の米作り行程を完了しました。期間は、田植えが3月7日、稲刈りは7月30日でした。

 この間の作業の楽しさは、ここでは到底書ききれないほど沢山あります。機会があれば、時期を見てご紹介しましょう。今回は、問題だと感じたことを皆さんにお知らせしたいと思います。

[農薬依存の農業]

 先述したように、農業初心者は農薬を使わないで米を作ることを、躊躇なく決めていました。その初心者農民がどういう仕事をしているか、周辺の人々には興味があったようです。機会があると、どうしているのかを尋ねられます。そうした際に必ずといってよいほど出てくる発言が、「自分の家で消費する分は別として、ライスセンターに収めるなら農薬(除草剤や殺虫剤)を使って上等な米を作らないと、収入にならないよ」という教訓です。場合によってはお説教に近い「農薬を使え」指示が出されるのです。かなり昔から、農家は市場に出荷する作物と自家消費用作物を分け、出荷分にだけ農薬を使うということが言われていましたし、その現場も見ていましたが、実際にそうした状況を目の当たりし、「未だにそういうことが行われているのか!」という驚愕を覚えました。

 実際にこの島の気候では、作物の育成を阻むであろう雑草(妙な呼び方ですね)が大変な勢いで繁茂し、その除草作業に費やす労力が並大抵ではありません。また稲が穂を出してからは、カメムシ類が穂に集まって樹液を吸う活動を活発にします。カメムシたちに栄養を与えてから結実した米は、灰色や黒い色が付く「斑点米」になります。この「斑点米」が混じると、納品する際の米の等級を下げるのです。

 それで草刈りの労力を省略するために除草剤が愛用され、カメムシ防除のための殺虫剤が使われている訳ですが、除草剤(私はベトナム戦争の時にアメリカ軍が使用した化学兵器の枯れ葉剤の末裔だと睨んでいます)やら殺虫剤を使うことは、私はお断りです。農業研修期間だから、とにかく薬品に依存しない稲作りがどういうものかを試してみたかったからです。鳥にも虫にもカエルにも寛大な我が田圃、などとうそぶいていたのです。

[ライスセンターでの屈辱]

 田に穂が出る頃に、JAが様々な農家の田の様子を見る視察会を開きました。良い機会ですから、私も参加し、島の先輩たちが稲作をしている現場を見ながら取材をさせてもらいました。年季が入った先輩達の田は、雑草も無く、穂の高さが揃い、かなり綺麗な光景だと思えました。しかし私の田にはたくさんいるトンボやオタマジャクシ、カエルなどがあまり見られませんでした。理由は言うまでもありません。

 その視察会の場で、この農業一年生が「あの新空港反対の小林かぁ!」と参加者の皆さんに認識され、「そやつ」が無農薬農業を始めたということも知られるところになりました。

 その小林がライスセンターに米を納品した時の、JA職員の言葉が振るっていました。忘れられません。「あんたが無農薬で米を作っていることは知っている。他の農家からは『あいつの無農薬米なんか納入させるな』と言われている」というのです。理由は、斑点米が多く混入する私の等級が低い米が、他の農家の米の等級も下げるから迷惑である、ということです。さらに「趣味の農業なら辞めてくれ」とも言われました。

 白米作りとはそういうことだと、田の貸し主のHさんから聞いていましたから、少なからず雑言を受けることは覚悟していたものの、こりゃ農業事情は尋常ではないと感じたものです。また、国内で余剰ぎみの米の扱いが、この程度だということも理解できました。

[米の等級制度「一等米とは何か」]

 米の等級制度について俄勉強したことを、参考までに書いておきましょう。上等な米が一等米ということですが、何をもって上等とするのでしょう。実は食味が判断基準ではありません。斑点米などの着色米の混入率が0.1%以下
(米1000粒の中に一粒以下)が一等米、0.3%が二等米、0.7%以下で三等米、それより多いと等外になります。要するに白い米ばかりであることが理想なのです。等級によって米の値段が変わりますから、農家は斑点米を作る犯人であるカメムシたちを駆除するために、殺虫剤をふんだんに散布するという構造です。

 さらに妙なことは、JAに納品された米は、色彩選別機なる物で斑点米が排除され、三等米が一等米に変身してしまいます。つまり農家から安く買い上げた三等米が、おまじないを掛けることで高価な一等米になりすます訳です。その金額の差額はどこへゆくのでしょう。JA八重山も同様の処理をしているかどうかを含め、謎です。

 また、殺虫剤をふんだんに散布された米が結果的には上等だという仕組みもおかしなことだと思えます。減農薬の時代に反するこの状況に対して、一部の農家のグループが改善を求める動きを始め、また農業専門誌も重大な問題として取り上げていますから、やがて見直しがされることでしょう。

 ところで、「不純」な米は、本当にそこまで消費者に嫌われるのでしょうか。商売で米の飯を扱う料理屋であれば理解できますが、自分の家族が食べる米にそこまでの均質性を求める消費者がいるのでしょうか。実はいらっしゃる
のです。さるエコロジストを名乗る高名なご婦人が、有機米を求め、混入する斑点米について生産農家に対し、大変な勢いでクレームを付けた、という話を伝え聞いています。やれやれ、です。

[そして我が「ひとめぼれ」は]

 JAの職員からは罵詈雑言を受けた我が「ひとめぼれ」ですが、我が家の食用にもしています。新米でしかも精米したての米の旨さは、かなり上質なものでした。JAに確認はしていませんが、先ず間違いなく等外でしょう、確かに斑
点米がところどころに混じってはいるものの、少なくとも私には気に障るほどの量ではありませんし、気にもなりません。我が最初の米だから、身びいきが過ぎるのかもしれませんが。

 しかし、この米による収入は、想像を飛び越えた安さでした。Hさんからは、「白米では収入があてにできないことが判っただろう、次は黒紫米をやりなさい」との指示をいただき、二期は黒紫米と緑米という古代米を作ってみました。JAは「ひとめぼれ」だけを扱うので、これらの米は独自に販売ルートを確保しなければなりませんが、これもHさんの昔からの取引先を紹介してもらっています。そこに、年末ぎりぎりの時期に納品を果たしました。つまり、JAに依存しなくてもすむ納入体制を作ることができたのです。

 今年も黒紫米を作ります。すでに、繁殖期を迎えたカンムリワシが、つがいの相手を捜す飛翔を見せる空の下、彼らの鳴き声を聞きながら、黒紫米の種籾を育苗箱に撒き終わりました。

 今は米作りの楽しさに魅せられています。こういう楽しい世界に出会えたことを、ありがたいことだと思っています。自分の人生の中で、あと何回米作りをすることができるのでしょう。時には失敗したり、台風などの影響で収量ゼロを経験することも覚悟しています。しかし、米作りに自分の工夫を折り込む余地はたくさんあります。この島では二期作が可能ですから、年に二回は米作りが経験でき、その度に作業内容をバージョンアップできるのです。自分の米をどこまで昇華させることができるのか、そういったチャレンジングな作業だから、楽しんでいるのかもしれません。
 
 次回は、農薬依存がさらに深刻な、さとうきび畑の話を紹介する予定です。
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# 大分遅くなりましたが、今年最初の『白保メール』をお届けします。今号と次号は、小林孝の「農民一年生」の報告です。

##『白保メール』は「新空港後」を考えています。
  昨年末、国の来年度予算案に実施設計調査費が計上され、地元では「祝賀セレモニー」まで開かれた新石垣空港事業ですが、「条件付」との報道もあり、着工されるかどうかは分りません。

  新空港ができても、できなくても、問題は残ります。事業が始まれば、自然破壊のほか、一時的なブームの後の反動不況や外部からの資本流入による「観光植民地化」が懸念されます。新空港ができなければ、逃げ道はなくなり、いやおうなく島のくらしと産業を考え直さざるを得なくなるでしょう。

  『白保メール』は、新空港問題をきっかけに島の現状と未来について考えるためのメールマガジンです。今年は、さらに広いテーマを取り上げていきます。

♪ 『白保メール』ホームページ
  http://www1.ocn.ne.jp/~shiraho/  
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白保メール NO.64 05.1.26
発行者   鷲尾雅久 谷崎樹生 小林 孝
      shiraho@estate.ocn.ne.jp

1月26日(水) 日誌
辺野古から阿部さんが来た!! 「辺野古での毎日って、生きてる〜って
実感するのよねぇ」と、阿部さん
じゃあ、またね
サーターのおみやげ 昼食。サンドイッチ 伊右衛門の半纏の寄付
今日もにぎやかなお茶風景 田中哲郎さんのライブが2月5日に
あります
←夕食。うな玉丼、トン汁
久々の顔 署名
204 阿部和子さん(53才) 205 熊谷 宏平さん(33才)
26日の国会前、座り込み
今日の参加者は10人、カンパは5,043円でした。
国会が開いていることもあり、人通り
が多い
今日は国会前座り込み178日目 寒いけど、元気!!!
朝からの雪のため、壁がぬれている
ので、今日は横断幕がいっぱい!!
たくさんの人が足を止めて見ていく
作詞をしてきた人もいる パネルを見たり、カンパを入れたり・・・
←「私も支援します!」




          芦沢さんも来た→

1月25日(火) 日誌
 朝、神保さんからキャベツの差入れ   昼食は焼きニシン  一個75円の名古屋コーチンの卵
 飯田さんの言葉遣いの悪い人形
25日の国会前、座り込み
座り込み177日目カンパ3822円、参加者5名でした
国会がはじまったので にわかに人通りが増えてきました。
会長が作ってくれた日めくりで大助かり! 補助金削減で保育園が大変です!
なんとかしたい!辺野古もがんばれ!
とカンパしてくれた保育士さんたち
次々にカンパをいれてくれる
一兆二千億円の補助金削減は迎撃ミサイル
と同じ値段!その上こんな基地をつくるなんて
許せない!!と辺野古座り込み経験者の保育士
さんが怒って、一緒にすわりこもう!ともりあがる
新聞社の取材を受けました。 座り込みなのに、座らずにビラを配る
会長
参加・賛同のお願い
命どう宝ネットワークの太田です。

 先日大雑把に情報として連絡した「北方領土の日に反対し、アイヌ民族と連帯する関東集会」の参加賛同の呼びかけです。以下、読んでいただき宜しくお願いします。

 今年は、江戸幕府と帝政ロシアが、アイヌ民族をはじめとする北方先住民族を無視した「日ロ通好条約」締結から150年を迎えようとしています。この条約により日露両政府は一方的に国境線を引き、以後そこに先住する諸民族の生存権を蹂躙し続けてきました。1981年日本政府が、閣議決定した「北方領土の日」(2月7日)は、下田でこの条約が締結された日にちなんでいます。

 150周年を期に、記念のシンポジウムなども官民あげて計画されようとしています。私達は、北方諸島を「祖父が築いた北方領土」、「我が国固有の領土」というデマゴギーで扇動する自民族中心の歴史観に反対です。

 昨年9月2日、小泉首相は海上保安庁の巡視船で初めて洋上から北方諸島を視察しました。また11月ロシア大統領プーチンは、2島返還で決着する方針を打ち出しました。直後に開かれた日ロ両政府首脳会談では、領土問題で平行線になり、予定されていたプーチン訪日の日程が決定できませんでした。しかし、日ロ両政府は、2003年に「日ロ行動計画」を締結し、経済・軍事で活発に連係しています。

 私達は、北方諸民族に対する侵略と植民地支配、戦争責任の謝罪と補償をした上で「日ロ平和条約」を締結すべきであり、アイヌ民族の先住権・自決権を尊重するものとしてアイヌ民族を交渉に参加させることを要求します。また、自然との共生に反する共同乱開発をやめ、資源の略奪をやめることを要求します

 日本政府は、自衛隊イラク派兵の延長を決め、海外派兵を本来任務にする「新防衛計画の大綱」を閣議決定しました。これら、「平和国家」の根幹を揺るがすような動きがある中、ブッシュのイラク戦争に反対する世界市民と連携するワールド・ピース・ナウの運動や、沖縄では普天間基地の移転を阻む辺野古の座り込み闘争の勝利など、市民の闘いも大きく前進しています。このような時こそ、ナショナリズムをあおる「北方領土返還運動」と対決し、先住権もとめる先住民族の声に耳を傾け、訴えを受け止めるべきです。さらに、アイヌ民族に北方四島、サハリン、クリル列島へ自由に往来できる権利を認めるべきです。

 旭川在住の川村さん、山梨在住の長谷川さん、お2人のアイヌをお招きし、「『北方領土の日』反対!アイヌ民族連帯!2・8関東集会」を開催します。参加と賛同を訴えます。

*日程は、2月8日午後6時半から
*会場は、飯田橋のしごと情報センター(元のシニアワーク)
*参加費は、1000円
*賛同費は、個人1000円、団体3000円です。
*振込先は、郵便振替が「00190-8-724901 命どう宝ネットワーク
       銀行は、「巣鴨信用金庫 駒込支店 普通預金 3077949
 琉球センターどうたっち」 

語り歌ノート vol.9 2005.1.21          館野公一
 みなさん、こんにちわ。この「語り歌ノート」はライブのお知らせを中心に不定期でお送りしています。冬本番ですっかり寒くなりましたが、風邪などひかれている方はいませんか。この冬もいろいろなことがありました。

 女性国際戦犯法廷の番組を巡るNHKと朝日新聞のバトルですが、今のところはNHKと安倍、中川サイドが共同戦線を張って、長井証言をつぶすべく、朝日新聞を攻撃しているといった構図になってきたようです。「みなさまのNHK」というなら、この際あの番組の44分バージョンと40分バージョンと一緒に放映してみてはどうかという声が上がっています(その通りです)。直前になってカットした4分間はどんなだったか。もちろん内容には賛否両論あるでしょうけど、こうなった以上はとにかく番組を不当にカットしたのだから、それがどんなだったかを視聴者に見せて説明するべきでしょう。

 ところでドサクサにまぎれて安部晋三が、女性国際戦犯法廷についてあることないこと中傷しています。この裁判は実在の原告、被告のいる裁判で、模擬法廷ではありません。弁護人がいないといいますが、2カ月前に内閣総理大臣(森喜郎)に弁護人出廷を要請していますが回答がなかったため、法廷助言人を立てて審議がされています。詳しくは主催者のサイトに載っています。↓
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/appeal050117.html

 私がテレビの仕事をしていたときの経験でいえば、番組内容でスポンサーから文句が来るのは最後の最後です。それ以前に越えなければいけないハードルは、製作プロデューサー、総括プロデューサー、営業、広告代理店とあって、ここを突破するまでが実は大変でした。ちょっと考えてみればわかりますが、管理する側の人間はスポンサーから文句なんて来たら大変な減点で、そうなる前に何とか押さえ込むのが「仕事」なのでしょうから。

 その意味で、今回のNHK幹部が、政治家に自らお伺いを立てに行ったというのは信じられないおバカ。考えられるのは、「呼びつけられた」あるいは「こう直しましたから目をつぶってください」と了承を取りに行ったのではないかな。ハッキリしてるのは、自主規制したNHK(の管理側の人間)が悪いということ。圧力はもちろん悪いよ、安部晋三なら、どうせこういう番組はつぶしたくてしょうがないくせに、言った言わないなんて些末な問題でこだわるのはおかしいとしかいいようがありません。

『夕凪の街 桜の国』という本を知っていますか。広島の家族のくらしを綴った漫画です。

被爆体験が描かれていますが、それは声高には語られず、一人ひとりのくらしの細部にくい込むように存在しているのが、自分のことのように感じられます。しかし作品全体のトーンは明るく、「被爆もの」とは一線を画したものです。映画でも、小説でもできないこと、漫画にしかできないことを表現した作品です。100ページほどの短い作品で
すが、私は買ったその日に3回読みました。この本を手にした人はきっと何回も何回も読むはずです。そんな本です。お奨めします。うたにしかできないことを自分もやりたいと思いました。(レビューです↓)
http://blog.mf-davinci.com/platinum/archives/2004/12/_840.html
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【オープンスペース街で歌います・1/22(土)本日!!】
◆1月22日(土)オープンスペース街(03-3928-1378)
西武新宿線武蔵関北口1分 7時開演 投げ銭 
館野公一、ヨッシーとジュゴンの家
http://www1.plala.or.jp/akahane/risa.html

【語り歌の継承 vol.16 館野公一+国分寺エクスペリエンス】
◆3月12日(土)谷保・かけこみ亭(0425-74-3602)
 97年12月に始めた語り歌のライブ、シリーズ16回目です。
 企画・歌 館野公一 7:00pm 1800円(電話・メール予約1500円)
メールはこの「語り歌ノート」に返信するか、かけこみ亭HPからメールして下さい。
http://www.asahi-net.or.jp/~yi7k-ttn/kakekomi/

【豊田勇造ライブ】http://www.toyodayuzo.com/
京都のブルースシンガー、勇造さんの春のツアーです。まだ聞いたことない人がいたらこの機会に是非聞いてみてください。
◆3月25日(金)かけこみ亭(0425-74-3602)南武線谷保駅前 
7時開演 ゲスト:館野公一(歌、マンドリン)
 TEL予約 \2,500 当日\2,800
 http://www.asahi-net.or.jp/~yi7k-ttn/kakekomi/
◆3月26日(土)イーサン食堂(046-277-7658)神奈川県大和市南林間駅前 7時開演
 TEL予約 \2,500 当日\2,800
 http://www.e-3.co.jp/
◆3月27日(日)Jerry Jeff(03-3208-1839)東西線早稲田駅下車 7時開演
 TEL予約 \2,500 当日\2,800 http://www.h5.dion.ne.jp/~jeff
(26〜27日もマンドリンで乱入するかもです)

■今月の歌 ~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~
高校の時の物理の先生で、稲葉正さんという方がいた。出来が悪いとすぐ「破門だ」というのが口癖だった。授業も印象的だったが、川鉄の公害訴訟原告団長としても記憶に強く残っている。その稲葉先生が「君たちは科学とはどういうものと考えているか」と言ってしてくれた話があった。「科学というのは、大学の先生や高い測定器が証明して
くれるものではない」という話で、その例として聞かせてくれた工場と川と魚のストーリーがあった。それを自分なりにふくらませたのが、この歌です。

【アマゴが教えてくれた】

 山は青く森を抱き 森は雨を集め
 河は流れて海へと注ぐ そこから人は恵みをもらう

今を去ること50年前 少し前までどこにでもあった
当たり前の山里の村 鍍金工場を建てる槌音響く

雨の少ない夏を越えると 水面はすっかり低くなり
川から帰る漁師のカゴの アマゴの数がめっきり減った

猫の額の畑で取れる 少しの野菜で食いつなぐ
現金収入すっかりなくなり わずかばかりの蓄えは消えた

山辺の春はゆっくりすぎて 初夏の緑がめぐり来る
陽光明るく川面を跳ねても 魚の影は今まだ見えず

もしかしたらこの様変わり 鍍金工場のせいじゃないか
恐る恐る役人に訊ねると 「そんなばかな」とにべもない

 山は青く森を抱き 森は雨を集め
 河は流れて海へと注ぐ そこから人は恵みをもらう

ある日知恵者が考えた 動かぬ証拠を突きつけよう
工場の上流と工場の下流に イケスを2つ拵えてみよう

上流のイケスには森からあふれる 山からの水が流れるが
下流のイケスには工場の排水が 混ざった水が流れ込むはずだから

しばらくぶりのアマゴの姿 イケスの中で鱗が光る
日没を合図に川との仕切りを開く 水が2つのイケスに流れ込む

翌朝早くのぞいてみると 上流のイケスでは元気に泳ぐ
アマゴが下流のイケスでは 白い腹を見せて浮いていた

お役人よ、これを見てくれ この浮いた魚が動かぬ証拠
鍍金工場は川を汚してる 毒水を川に流している

本当にきみらは困ったもんだ 知識もなければ 機械もないくせに
こんな非科学的なやり方が 証拠になんかなるはずがない

お役人にとって証拠とは 高い機械や大学の
名前の知れた先生の 言葉あたりしかないだろう

この川で暮らしてる ここで何より確かなものは
水の流れと魚たち そして、美味し山 美味し川

 山は青く森を抱き 森は雨を集め
 河は流れて海へと注ぐ そこから人は恵みをもらう

~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~
また今回も長くなってしまいました。クルド人難民の強制送還も書きたかったんだけどすみません、リンク↓だけ張っときますので今日みなある方は読んでください。
http://www.unhcr.or.jp/news/press/pr050118.html
今日のライブのお知らせをしようと思って書き始めて何日も出せず、結局お知らせの意味がなくなってしまいました。ごめんなさい。でも、書いておきたいことがいくつもあったので出すことにしました。ブログ始めたい気もするけど、
こんな状態では絶対書けないし。。。このメールは複数の人にお送りしています。不要な方はお知らせ下さい。
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語り歌ノート vol.9  発行 館野公一 qfh01525@nifty.ne.jp

1月24日(月) 日誌
 明くんのお母さんから野菜の差入れ
 大越鑑定士が臨時で来ました
夕食は蒸し豚のおろし、ポン酢掛け、
椎茸のオリーブオイル焼き、鶏焼き
 昼の残りのウドンをチャンプルーに
← 天カメさんもご相伴に


 シークワーサーを買う周ちゃん →
久々の顔 署名
203 田中 弘さん(46才)
24日の国会前、座り込み防衛庁 月曜 抗議行動
座り込みは7人、カンパ3.000円。辺野古で闘っている阿部さんが上京中で参加してくれました。
座間からの参加者と一緒に写真、みんなで「基地はいらない」を歌いました
 夕方、防衛庁前には約80人が参加。 加藤さんが環境省交渉の報告

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 闘 春

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宝船と七福神

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本年も宜しくお願いします
辺 野 古 の 海 か ら 作詞・作曲 ヨッシー
♪ マジで頑張って、命がけだって、辺野古の海に基地は造らせない
   この海を守ることで、世界中の友に届け この歌
   辺野古のオジイ・オバァ達が、闘い抜いた8年間
   その思い、胸にきざみ、行くぜ、負けない気持ちカヌーに乗せて

    (※以上、ヒップホップ調のラップで)
1、辺野古の海から あなたに届けたい
 命どぅ宝の本当の意味を知った 僕らには見える未来が  ウォウォー
 戦争なんて ない世界に変えるんだ
 こんなキレイな海を壊すなんて信じられないよ
 新しい時代は 今ここから辺野古から始まる
2、 辺野古の海から あなたに届けたい
   信じていいよ 人間は素晴らしい
  教えてくれた 辺野古で闘う人たちが
 沖縄の心 それは世界を変えるんだ
 こんなキレイな海を壊すなんて信じられないよ 
 新しい時代は 今ここから辺野古から始まる
 こんなキレイな海を壊すなんて信じられないよ
 新しい時代は 今ここから辺野古から始まる
 今ここから 僕らが始める  Woo
♪ (※以下、ヒップホップ調のラップに戻る)
   
マジで頑張って、命がけだって、辺野古の海に基地は造らせない
   この海を守ることで、世界中の友に届け、この歌
   辺野古のオジイ・オバァ達が、闘い抜いた8年間
   その思い、胸にきざみ、行くぜ、負けない気持ちカヌーに乗せて

  Yoh Yoh Yoh Yoh  闘って 闘って 闘って 今日も陽が暮れる
  Yoh Yoh Yoh Yoh 闘って 闘って 闘って 朝日が昇る
     (見て、ウミンチューたちが来た 超カッコイイ!)
  辺野古の海から愛を叫ぶ    
 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と200日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 東京の国会前座り込みで知り合ったアユさんは、バッグパッカーを夢見てお金を貯め、その仕事をやめたばかりで辺野古へ行き、今のところ彼女の旅は辺野古でとどまっている。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20台だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子






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