日  誌

辺野古 阻止行動船カンパ
カンパ報告の頁へ 
 上記、カンパはすでに「命を守る会」に手渡し致しました。
今後、順次、カンパをいただいた団体名、また個人についてはイニシャルで報告していこうと思っています。
ありがとうございました。m(__)m

辺野古と共に!国会前座り込み
 国会座り込みの様子を毎日更新!!
リニューアルして、CDのイントロ部分が聴けるようになりました。
プロテスト
バンド
 
ヨッシー&ジュゴンの家
「街」の夏休み・8月スケジュール 
8/4 「人間の鎖」「つくる会」教科書、採択反対! 杉並大行動
8/5-8/6  8・6 ヒロシマ大行動
8/7-8/13  沖縄・辺野古
今年は、長期になります。

2005年8月@
7月Oへ 8月Aへ


8月3日(水)
杉並・親の会です。明日に向かって。
みなさまへ。 
いよいよ明日杉並での採択です。私たちのリレーハンストも最後の3日目です。猛暑の中ですが、2日間続けている教員の女性も元気でがんばっています。ホームページに書かせていただきましたが、採択直前に暴かれた調査書改ざん指示事件について、なんの釈明も撤回もなしに、教育委員会は明日の採択に突っ走ろうとしています。

ぜひ、もう一度皆さんの声を杉並区教委に送って下さい。私たちは明日、始まる前に署名3000余筆(総計25000余筆)を提出し、最後の申し入れを行います。

今日、栃木市、新潟市など、とても危ないと言われた地区で、扶桑社は不採択になったと伝えられています。大田原市の他、どこも採択させていません。私たち杉並区民の責任は重大です。なんとしても不採択を勝ちとりたい、その思いでいっぱいです。
よろしくお願いします。


杉並区への意見を送るための連絡先
【杉並区教育委員会の連絡先】

郵便 〒166-8701 杉並区阿佐谷南1?15?1杉並区役所内
電話 杉並区役所(代表)03-3312-2111→教育委員会(内線1603)
FAX 教育委員会直通03-5307-0692
メール 教育委員会庶務課直通メール KYOIKU-SHOMU@city.suginami.lg.jp
杉並区役所 http://www.city.suginami.tokyo.jp/
     上ホームページから「ご意見・ご要望・会議室・掲示板・アンケート
欄」
     をクリック→
     「区政への要望」「区長への手紙」「電子掲示板」の欄がでます。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
http://members.jcom.home.ne.jp/kyoukasyo/
e-mail oyanokai@sea.plala.or.jp
〒166-0004東京都杉並区阿佐ヶ谷南2−21−19,1F
.Fax.03-3315-7150
ユッ君が辺野古から戻ってきました 昼食はカヤク・ソーメン
大越マイスターの日です 夕食は揚げ鶏のネギソース掛け
自作のイカの塩辛、タコのから揚げ イカのソテー
会長、今日は8・6用の一人横断幕を作ってきました
244 土屋京子さん(49才) 245 梅村恵子さん(52才)

2日の国会前、座り込み


辺野古の速報は  ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中!
 沖縄 辺野古想いをつなげる カヌー隊
2005年8月3日(水)
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台風が近づいているので

台風が近づいているので風が強くなり、テントが飛ばされる危険もあるため、テントは一時畳むことになりました。
よっこいしょよっこいしょ。。
テントの荷物を運んでいます。  
Posted by kitihantai555 at 10:19TrackBack(0)
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おはようございます。

今日は台風9号接近により、海はとても荒れています。風もとても強いです。
テント前の砂浜にも波が強く打ち寄せています。
午前8時現在施設局に動きはありません。

(写真はテント前の砂浜です。)  
Posted by kitihantai555 at 08:04TrackBack(0)
2005年8月2日(火)
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座り込み471日目

先日、山中防衛施設庁長官が辞めたというニュースが流れましたが、その後も辺野古の基地建設を進めようとする施設局の姿勢は全く変わっていません。
これからも白紙撤回目指しみんなの力でがんばっていきましょう!  
Posted by kitihantai555 at 23:00TrackBack(0)
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テント村

午後、突然雨が降りだし天気が悪くなってきた。
施設局は引き上げる模様。
こちらも急いで引き上げた。

テントでは今日の報告会。
今日あったことを話していました。  
Posted by kitihantai555 at 21:27TrackBack(0)
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午後になりました。

施設局が動き始めました。
サンコー、パシフィックの6隻合同船団が各やぐらを廻っていくようです。
1やぐらをぐるぐる10分ぐらい回って、その後2やぐらに向かっていきました。  
Posted by kitihantai555 at 13:36TrackBack(0)
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パシフィック、サンコー共に台風対策の作業を終えて今は1やぐらの東にある長島付近に停泊して昼休憩しています。
こちらも弁当船が弁当を届けてくれて昼ご飯。
今日はキムチの漬物の差し入れも。ありがとう(^O^)  
Posted by kitihantai555 at 12:39TrackBack(0)
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空は晴れています。

台風対策の作業が終わりました。
しばらくして、パシフィック船団は3やぐらに向かっていきました。
無線によると、サンコー船団は5やぐらで台風対策の作業を始めているようです。  
Posted by kitihantai555 at 09:38TrackBack(1)
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監視

こちらからも4人が海に入り、海中に入ったダイバーが台風対策の作業以外のことをしないかを監視しています。
やぐら上でも油断はせず、何か起きたら対処できる態勢で見ています。  
Posted by kitihantai555 at 08:57TrackBack(0)
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作業船

サンコー船団は1やぐらを離れて西に向かいました。
作業船が近づいてきて、補強の単管を海中に落とし、ダイバー3人が海に入りました。  
Posted by kitihantai555 at 08:51TrackBack(1)
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交渉

施設局員が乗った船が寄ってきて、ナイワイ号に乗ったこちらの人と交渉が始まった。
予想された通り、台風対策の要求。
台風が過ぎたら無条件で取り外すことが約束され、補強の単管の設置を認めました。  
Posted by kitihantai555 at 08:46TrackBack(0)
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施設局が来ました。

交渉のため、施設局6隻が1やぐらに向かってきました。  
Posted by kitihantai555 at 08:36TrackBack(1)
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施設局が出てきました。

1やぐらより生中継します。
シュワブの浜に施設局員、サンコー、パシフィックの作業員が出てきました。
施設局チャーター船が辺野古漁港を出港し、シュワブの浜に接岸しました。
船に乗り込み、動き始めました。  
Posted by kitihantai555 at 08:23TrackBack(1)
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おはようございます。

今日も朝から各やぐらに向かいました。
今日は台風9号が近づいてきているため、波が高くなっています。
天気予報によると、午後はもっと荒れてくるようです。。  
Posted by kitihantai555 at 07:15TrackBack(0)

8月2日(火)
寝るリンタロー 8・6ヒロシマ行動のプラカードを作る
会長
ハネやんの新しいチャンゴバッグ
2日の「つくる会」教科書・採択反対、杉並行動
今日の「街」
新しいギターを買ったヨッシー。

夕食はアジのたたき イカ・ソーメン ゲソ・エリンゲ・しし唐のワタ炒め
イタリアン・トマト レンジ・茄子 会長、差入れの冷奴
9人で食べました
顔 署名
242−243 加藤弘美さん(42才) 
坂田順子さん(39才)
国会前座り込み行動一周年にあたって!
現地、辺野古から遠くはなれた東京で、
酷暑や風雨に立ち向かい、
辺野古と呼応して、
国会前で1年も座り込みを継続されている皆さんへ、
あらためて辺野古から熱いメッセージを送りいたします。

山中防衛施設庁が更迭されました。
勝利まであと一歩です。

普天間基地の無条件返還、
辺野古沖移設計画撤回、
県内移設を断念させるまで頑張りましょう!

2005.8.2
  ヘリ基地反対協
    共同代表委員  安次富 浩
2日の国会前、座り込み
参加者11人、カンパ 20636 円
とうとう座り込み1年をむかえた あっ!新しい横断幕
ながーい横断幕が登場 三線教室がはじまった?
腰痛にもめげずすわる。
郵政民営化に反対の準備の方々 さわやかな座り込み1年目のお2人
この方がこの一年を支えてくれた 一年目のこの方の笑顔
ヘリ基地反対協の安次富さんにfaxの
お礼の電話をする
白紙撤回まで頑張りましょう!と山口
さん
24年ぶりに知人の梶原さんと再会
自立支援法案で闘っているとのこと
24年たっても元気に闘っている姿で
あえて うれしいね!
24年前に勤めていた(施設)時にいた
このお2人はなんと!結婚して府中に
住んでいるそうです。犬もかっているら
しい。地域に出れてよかったね!!
国会前の一年間。夏芽さんがこられて、自分たちの責任を感じて、続けてきた。
いろいろな人に出会い、辺野古のことで怒ったり、喜んだり、1年でした。

この出会いを 大切にして、白紙撤回まで頑張りましょう!

8月1日(月)
エッちゃんがデジカメで撮った写真をもってきました
 会長、8・6ヒロシマ用の旗を作る 差入れの佃煮
ボランティアの中村さん 遠藤さん、久々にボランティア
 食器洗いをするエミちゃん
 夕食は冷麺 ジャガイモのチヂミ、海鮮チヂミ
1日の「つくる会」教科書、採択反対!、杉並行動行動
↓は 親の会のホームページより転載

明日2日(火)午後1時〜2時 「調査票改ざん問題について」教育委員会指導室と交渉します
 たくさん来てください。部屋は当日、区役所前座り込みのところで聞いてください。
教育委員会ぐるみの「つくる会」教科書採択策動を追及しましょう。

全力を出して8・4「つくる会」教科書採択を阻止しよう

     8/1 リレーハンスト開始しました!

 8月4日の教科書採択日が目前に迫りました。採択を止めるためにはできることは何でもやろう!と、私たちは杉並区役所前で8月1〜3日までのリレーハンストに入りました。
 1日あさ9時、区役所前に親の会のメンバーや支援の人たちおよそ20人、よびかけ人の小笠原さんが、力をあわせて4日の採択をなんとしてもとめましょうとあいさつ、リレーハンストの第1走者の茅原さん(親の会よびかけ人)は用意してきた「ハンスト突入宣言」を読み上げました。広島からかけつけた若い教育労働者も1日座りこみに参加しました。

正午のみんなの会のよびかけの「みんなの輪」にも一緒に参加しました。 署名は205筆、カンパもいただき、マスコミの取材もありました。

 リレーハンストは、3日まであさ9時〜5時 区役所前で1日づつ引き継いで行きます。
 猛暑が続いています。体調を考えて、可能な方はぜひ参加して下さい。
 また、ハンスト支援のために、30分でも1時間でも一緒に座ってください。

 教育委員会が、調査報告書を改ざんする事件が発覚しました(28日付東京新聞、朝日新聞による杉並区教職員組合の記者会見記事)
 今日、親の会は教育委員会と交渉を持ちましたが、まったくデタラメな回答です。 「調査報告書の不備」を「指摘」したのは、大蔵委員だということがわかりました。 「つくる会」派の委員です。こんな不法行為をする教育委員に公平公正な教科書採択ができるはずがありません。
 明日2日、1時から再び教育委員会指導室との交渉の場を持ちます。みんなで真相を追及し、責任をとらせましょう。

ハンスト初日(8月1日)杉並区役所前(205筆の署名でした!)  

私のハンスト宣言
杉並区は「つくる会」教科書を採択しないでください。
 戦争の悲惨を教科書から消すのは戦争は悲惨ではないと教えるためですか。
 二度と戦争しないというう憲法を否定するのは、また戦争をしたいからですか。
杉並の子どもたちは、歴史の真実を学んで育ち、世界の人々と共に生きる心をはぐくんできました。
真実を学ぶことが未来へつながります。
この道を閉ざすものは許せません。
私は、今日、仲間とともにハンストを行います。
 2005年8月1日
  茅原まり
「ハンスト宣言」を横にハンスト中 日記(8月01日)

1日の国会前、座り込み
辺野古 カンパ中間報告  (敬称略)
カンパ、ありがとうございます!

7/7  基地を押しつけない会  205.000円
7/20 「街」集約分  52.035円
7/20 ヘリ基地反対協へ 500.000円 送金
7/26 FAさん 10.000円
8/1 「街」集約分  22.682円

総計 4 .369.327円  8/1現在

23、094筆 7月30日(土曜)現在

 

歴史も公民も、扶桑社の「つくる会」教科書は絶対採択させない!

スケジュール(詳しくは親の会へ連絡下さい)
 
8月1日〜3日 9:00〜5:00リレーハンスト
  4日(水)採択日!

8月4日(木)の教科書の採択決定予定日にあわせて、区役所をとりまく人間の鎖を呼びかけます。

午前10時〜区役所前に集合。「人間の鎖」で杉並区役所を大包囲!

 午後1時から採択のための教育委員会へ

☆メッセージボード、布、旗を持ち寄って集まろう 

1日からの予定

街の皆さん
いつもお世話様です。
いよいよ、最後のコースです。明日から予定通りリレーハンストに入ります。朝
9時
区役所前です。一人が一日ハンストという形です。5時まで
昼のみんなの会の「みんなの輪」に合流する予定です。
都合のつく時間ぜひ駆けつけてください。

4日の進め方などもご相談したいと思っています。
よろしくお願いします。
親の会
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「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
http://members.jcom.home.ne.jp/kyoukasyo/
e-mail oyanokai@sea.plala.or.jp
〒166-0004東京都杉並区阿佐ヶ谷南2−21−19,1F
.Fax.03-3315-7150

8月04日(木) 18:30〜20:00 @JR新宿駅南口/
JR東日本本社前街宣に参加してください!
「動労千葉を支援する会」事務局

目を疑うような「警告文」だ!

民営化・私有化の「原理」をトコトン推し進めると、このような「警告文」に行き着くことがはっきりした。

まるで江戸時代の悪徳代官が、木の板に書きなぐって街角に掲げた「お触れ」のようだ。「命令に従わないものは切り捨てゴメン」とだけ言っている。

 原因究明を投げ捨て、一切の責任を明らかにしないまま福知山線を再開したJR西日本、完全破断を繰り返すボロボロのレールの上に同じ構造の軽車輌を突っ走らせ、常磐線では「つくばエクスプレス」と競い合い全国初の130Km/h運転を公言するJR東日本・・・「安全」というものの考え方をカケラも持ち合わせないJR経営に対して、動労千葉は輸送機関・運転職場に働く労働者の譲ることの出来ない誇りにかけて、5月25日より安全運転行動を断固として継続している。

 『こんな「警告文」に従って、自らの命と数百人の乗客の命を危険に曝すことは絶対にできない』、『JR東日本が幾ばくかでも「安全」を意識し、抜本的な対策を自ら提示するに至るまで、一切の妥協は出来ないしまた許されない』と宣言して。

 三菱自動車は、リコール対象の重大欠陥を押し隠して殺人を繰り返し、今不十分ながらも民衆の断罪の声に包まれている。

 JR東日本はどうか?レールの重大欠陥が、動労千葉の努力によって次々と明らかにされている。そしてJR東日本は今、「組合に言われたからではない」としながらも、大量のレール交換を強制されている。しかし、返す刀で「厳重注意」の処分を発令し、この「警告文」を各職場に掲示してきたのだ。

自らの職場で、資本の強搾取、安全解体、組合破壊と向き合い闘い抜いている全ての労働者の皆さん!

 この動労千葉の闘いを自らの課題として引き付けて、労働者・民衆の巨大な怒りの声、断罪の嵐を呼び起こし、それをJR東日本にたたき付けて行かねばならない。それは全く可能であることが、日々動労千葉に入るメールや電話で実証されている。

街宣を、圧倒的な迫力で実現しましょう!
・8月03日(水)18:30〜20:00 @JR新松戸駅
・8月04日(木)18:30〜20:00 @JR新宿駅南口/JR東日本本社前(杉並「人間の鎖」大行動に参加した後の街宣です)

 内部告発スクープ(週刊現代)

JR西日本の保線業者が激白した 山陽新幹線レール手抜き工事で「死者600人」の恐怖 

ここをクリック→ 1面 2面


05年動労千葉を支援する会総会(05.7.23)
 
動労千葉からの提起 
田中康宏 動労千葉委員長
尼崎事故と動労千葉の闘い
 はじめに 
 どうご苦労様です。冒頭、本当に長年にわたって動労千葉のたたかいを支えていただいて心から感謝いたします。あらためて支援する会総会などで感じることは、これは動労千葉だけでがんばってきた闘いではなかったんだなということです。みんなが動労千葉を中心にして支えていただいたことが今日の動労千葉があるということで、本当に感謝したいと思っています。
 今年は国鉄分割・民営化に反対して、第1波のストライキをやってからちょうど20年になるわけで、本当に一昔も二昔も前ということなんですが、私達は昨日のことのような思いで闘っています。ということは、あの時から何も思いを変えていないということで、これも皆さんのご支援があったおかげというふうに感じています。
 昨日も支援する会で市川の駅で、17回目のビラまきになるかと思うんですが、安全運転行動が始まってからということですね。やっていただきまして、ものすごい反響だったと聞いています。ビラまきといっても、ビラをまけないほど通りかかった人達が話しかけてくるというんですね。まいたビラはレールがガタガタになっているビラなんですが、別にカンパを集めているわけではないんですがカンパをおいていったり、「署名をやっていないんですか」ということを言ってきたりということです。
  今朝、市川のビラを受け取った若い女性の方から電話がありまして、このビラをもってすぐに駅長室に怒鳴り込んだらしいんですね。だけどろくな対応をしてくれなかったらしくて、「今度は警察に行こうと思っているんですが」という話で電話があって、「警察に行ってもたぶん警察はJRに行ってくれということで終わっちゃうから」と言うことで、国土交通省と県の交通計画課の電話を教えて、ぜひここにお願いしますということをいったら、「必ず行きますから」という話でした。 つまり安全運転行動はみなさんのビラ撒きなどの力もにあって、これまでにない反響を呼んでいます。
 たぶん皆さんもそうだと思うんですが、世間から何と言われようとゴリゴリがんばるという感じでがんばってきた人が多いと思うんですが、動労千葉が闘いをやってこれほど周り中から支援をされた闘いというのは結成以来、初めてのことです。これは時代がそういう時代にきていて、みんな尼崎事故とか、このレールの現状のなかから社会のあり方がおかしくなっているということを敏感に感じとっているんですよね。「俺たちも殺されるかもしれない」、そういう憤りというか怒りの声が渦巻き始めているということの現れだと思っていますので、確信を持って進みたいと考えます。  
安全運転行動と不当処分の発令
7月19日、処分発令
 さて、私の方からは国鉄闘争の現状、あるいは尼崎事故闘争等について、そこに絞ってお話をさせていただきたいと思います。実は皆さんもご存じのとおりで、7月19日から21日にかけて、安全運転行動に対する不当処分が出されました。不当処分は本部執行部、役員ですね。8名に対する厳重注意という不当処分でした。厳重注意というのは就業規則上からいうと、一番低いランクの処分で、しかもこの行動を行った現場の運転士、組合員を処分することができずに、本部執行部だけの指導責任をとうという処分です。
 もちろん、処分は処分で、どんな軽い処分でも満腔の怒りを込めて弾劾しなければいけないと思うんですが、結局JRはこの処分で墓穴を掘ったと考えています。社会全体に恥をさらした、こういうことじゃないかというふうに私は考えています。もう困りに困って困り果てて、しかし処分しないわけにはいかない。それが今回の処分だったんだろうというふうに思うんですね。 
7・21動労千葉総決起集会に動労千葉組合員160名が結集
今回の処分は本部執行部への処罰ではない。「安全」そのものを処罰したのだ。絶対に許せない。不当処分弾劾!安全運転行動貫徹!組織拡大!へ闘いぬくことが確認された
当たり前の闘い
 しかし僕らはこれがいったい何を示すのかということについては、本当に真剣に考えなければいけないというように思っています。今回の処分の一番の特徴は何かというと、尼崎事故という現実が目の前にあって、つまり107名の命が奪われたという、JRにしてみれば107人を殺したという、これだけの重さがあって、それに対して動労千葉がやったことは何かというと、当たり前の闘いでしかないわけですね。だから動労千葉も今回、安全運転行動と名前をつけましたが、安全運転闘争というにはちょっとはばかられたわけですね。これを闘争というにはちょっと恥ずかしいかなという感じで、安全運転行動というふうに言ったんですが、やっていることはご存じのとおり回復運転をしないとか、無線で運転の通告があった時には列車を止めてメモをとって受けるとか、最高速度を厳守しようとか、特にレールがひどいところは組合で運転速度を決めて、減速闘争、安全闘争をやりなさいということを2ヶ所やっただけの話で、別に遅れがそんなに出ているわけではありません。1分程度です。
 
  安全ということそのものを処分
 つまり安全ということそのものを処分した、処罰したというのが今回の当局の処分の特徴だと思っています。8名が処分されたわけではないんですね。労働組合が安全という問題で発言するということ、ものを言うということ、必要最小限の努力をするということ、これ自身を認めないということですから、どんなに危険だろうと、人を殺そうが何をしようが、会社の命令通り、「お前らは走っていればいいんだ。労働者なんて、そんな存在にすぎないんだ」という意味を込めた処分だというふうに考えています。ですから動労千葉としてはこの不当処分、軽い処分だというふうに思わずに、ここにJR東日本の、つまり安全よりも組合潰し、安全よりも営利優先という腐りきった経営姿勢が一番鮮明に現れている。分割・民営化の結果生まれたことがこの処分に全部現れているんだよということを、全体に訴えていきたいというふうに考えています。
 
  動労千葉の正当性が満天下に
 その一方で、今度の処分は動労千葉が闘って、いまも継続をしていますが、安全運転行動、動労千葉の主張し続けてきたことの正当性を、本当に満天下に明らかにしたんじゃないかと考えています。
 実際考えてみると、JRが安全運転行動を開始後、やったことは何かというと、これもご存じのとおりでしょうけれども、動労千葉の運転士が出勤すると点呼の時に「あなたのやろうとしている行為は違法行為です。厳重に処罰します」という点呼を受けて乗務するということが今日も続いています。もう2ヶ月間、延々とそれをやって、動労千葉の組合員のところには2名の管理者がくっついてまわって、運転台にのってきて、べったり後にくっついて、速度メーターをのぞき込んでメモをとって、監視、ストーカーするという中で乗務するということをやっているわけで、つまりもうすでに2ヶ月ですから、少なくても数千人の管理者をそのためだけに朝の4時ぐらいから夜中の12時過ぎまで動員し続けているということなんですね。その結果の処分が本部執行部8名に対する厳重注意ですから、これは釣り合いようがないですよね。どう考えても釣り合いようがないわけで、ですから動労千葉のたたかいということが本当に正当で、本来だったら処分のしようのないものだということをJR自身が社会に本当に明らかにしてくれたんじゃないかと思っています。今日、電話をいただいた若い女性の方も「処分された運転士さんがかわいそうです」と言うんですけれども、「僕らは大丈夫ですから」と答えておきました。
 
  明るい!?処分弾劾集会
 動労千葉は一昨日、この処分に対する抗議集会をこの会場を満杯にしてやりまして、これからも処分が積み重なるかも分かりません。積み重なろうが安全運転行動は断固継続するということを全体で確認しました。安全に関する問題だけは、ここでもし動労千葉がこれを譲ったとしたら、動労千葉は動労千葉の看板を下ろすしかない。これは乗客と乗員を守ろうという行動で、しかも本当にささやかな行動にしかすぎないわけで、この闘いの旗を降ろすわけにはいかないということも確認して、明るい処分弾劾集会をやって新しい闘いに入りたいと思っています。
  
尼崎事故は我々に何を突きつけたのか
 
 
  労働組合の問題
 さて、もう一度あらためてごく簡単に尼崎事故という問題について考えてみたいと思っています。今日、別に詳しい話をするつもりはまったくありません。尼崎事故という大変な現実が私達につきつけたことはなんだったのかということについてです。もちろん原因をいえば数限りなくあります。でも、結局つきつけたのは労働組合の問題だというふうに僕らは考えています。
 つまり労働者の団結がつぶされて、今の民営化路線、小泉とか奥田とかがやっている市場原理で突っ走る、社会全体を競争原理で、弱い者は全部切り捨てていく。こういうことが労働組合の団結を破壊することで暴走しているわけですよね。つまり労働組合の団結が破壊されたら何が起きるのかということ、自分たちがどういう目に遭うのかということ、これをつきつけたのが尼崎事故だったと考えています。
 ですからこれはJR西日本だけの問題ではないことはもちろんですし、東日本、貨物とか、JRだけの問題ではないことははっきりしているんですね。
 社会全体があれと同じことが起きてまったくおかしくない状況に全部がたたき込まれているということだと考えています。もちろん起こり方は違うでしょう。だけどよく考えたら、たとえば私はよく言いますけれど、今生活保護世帯が100万世帯、143万人。100人に1人以上がそうなっている。この現実自体が尼崎事故とどこが違うんだということです。この10年間で無権利の非正規雇用に突き落とされた労働者たちが数百万人。10年前から比べると倍になっている。この現実とどこが違うのかということです。
 世の中で発生している膨大な労災事故はもちろんですけれど、結局労働組合の団結が破壊された結果、世の中全体がこうなっているじゃないか。そのある種の象徴が尼崎事故で、それに過ぎないんじゃないかということです。だからこれに対する闘いというのは、単に尼崎事故という個別に起きた問題に対する闘いだけじゃなくて、本当に普遍的な意味を持つ、そういうふうに尼崎事故をとらえています。
 
  動労千葉も問われた
 それと尼崎事故の問題で問われたのは、動労千葉自身でもあったわけですね。言うまでもなく尼崎事故は国鉄分割・民営化という犯罪的な政策の結果、ある意味で言うと必然的に行きついた事故です。だから僕らはまさかこういう形で、という思いもありましたけれど、驚かなかったんですよね。こういうことになるんだというのは目に見えていたのが現状です。
 だけどあれは国鉄分割・民営化の結果だというふうに批判することは、マスコミだって多少はやっていますし、言うのは簡単です。「営利優先がこういう事故を起こした」「安全軽視の経営姿勢がこういうことを起こした」。だけど現実に考えた時に、100万べんそう言ったところで物事は一歩でも前進するのかということが動労千葉自身に問われたというふうに考えています。
 つまり単なる口舌の徒に終わるのかどうかということですね。ですから動労千葉としては安全運転行動という形で、具体的な闘いの行動を起こさなければいけない。それこそさっき言ったとおりです。「労働組合の看板を下ろすしかなくなるんだよ。口先で批判することは簡単じゃないか」、そういう思いで安全運転行動を開始しました。
 
 「闘いなくして安全なし」
 その中であらためて動労千葉が掲げてきた「闘いなくして安全なし」という、これはスローガンはその時代時代、状況状況で変わりますけれど、このスローガンだけは過去から現在まで、これから先も絶対に変えないスローガンですよね。日教組で言えば「教え子を再び戦場に送るな」というスローガンと同じぐらいの意味を持っているということですけれども、この持つ意味を動労千葉があらためて考えさせられました。
 それはどういうことかというと、このスローガンはそもそもはじめから動労千葉のスローガンだったわけではないんですよね。これも皆さんご存じだとは思います。炭労という炭鉱の労働者達が掲げてきたスローガンだったわけですね。ご案内のとおり、落盤だとか炭塵爆発だとか、仲間が無数に殺され続けて、そういうひどい条件の中で働かざるをえなかった炭労の仲間たちがこのスローガンを掲げて闘いを起こして、このスローガンを中心に団結をして本当に強い労働組合に生まれ変わり、そして最終的には労働協約をかちとり、労働組合が危険だと判断した時には労働者は炭鉱に降りなくていいよ、ここまで来て労働の安全が守られた。その炭労の仲間たちも、あの60年の三池闘争でガタガタに団結を崩された結果、3年後には大炭塵爆発を起こして、これは三池の閉山を免れた三川坑という鉱山ですね。500名近い労働者の命が奪われている。
 
 
 安全運転行動で再確認したこと
労働組合の死と再生の問題
 だからその意味で言えば、事故、安全という問題と労働組合運動というのは、これは労働組合の死か再生かという問題です。労働組合が潰されたら3年間で500名が殺されるという、こういう現実の中でそういう重みをもったスローガンが「闘いなくして安全なし」なんだということを、動労千葉自身、あらためて尼崎事故という現実を突きつけられて、自分たちが安全運転行動に立つなかで確認したということなんですね。
 これは今の労働者がおかれている現実を考えれば、先ほど言ったとおりです。戦争と民営化、労組破壊攻撃が社会全体に蔓延しているということを考えた時に、かつての三池闘争の時以上の痛切な問題を突きつけているんじゃないかという思いで今闘っているわけです。
 
 11月集会の成功の展望を切り開く
 ですからこれは絶対、無数の労働者に通用するということを、この闘いのなかで確信したわけですね。「こういう闘いをやらなければいけないんだ」「労働組合はこうなんだ」ということは、今まで動労千葉のことを色メガネで見ていたような労働組合だって、この闘争だけは「がんばってますね」というのがこの間、物販のオルグなんかでまわった感覚です。だったらこのもとに結集して、この力を11月集会に結集しようという展望も切りひらいたような思いでいるわけです。
 
  尼崎事故以降のJR職場の現実
 
携帯メールで即解雇
 さて、こういう思いで安全運転行動を闘っているわけですけど、それから以降のJRの職場の現状ということについてなんですが、これも「やっぱりこういうことなのか」ということを動労千葉としてはあらためて再確認する思いで、今のJRの職場の現状ということを見ています。つまり尼崎事故が起きてから、JRの職場の現状というのは、世間ではどう見ているかというのはあるんですが、たぶん「多少なりともJRとはいっても、安全のことを少しは考えているんだろうな」とか、日勤教育だとかああいうことがいっぱい問題になったですよね。「あんな非人間的に労働者を痛めつけて、回復運転に駆り立てるようなことは多少緩んでいるんだろうな」というふうに世間の人は見ていると思うんですね。 だけど実際職場で起きていることは逆です。いったいこれはなんなのかということなんですね。千葉運転区という職場で、25歳の東労組の若い運転士が、運転台で携帯電話でメールをやったというだけで即刻解雇になりました。尼崎事故以前だったらこんなこと、ありえない問題です。
非和解的関係
 つまり尼崎事故ということは、分割・民営化政策の大破産なんですよね。JR体制は分割・民営化政策が破産したということを絶対に認めることはできないですよね。できない結果どうなるかというと、徹底的に労働者を締め付けるという道しか残らない。つまり尼崎事故以降、職場の状況というのは完全に非和解的関係になっているということです。
 結局今、労働組合運動を本当に再生させようという闘いをやっている僕らの闘い自身が、こういう状況の中なんだと。日本の国家ということを考えたら、戦争をする以外に道はないという、つまり国家としての破産ということを認められない以上、徹底的に労働組合運動を破壊して、戦争に突き進む。だけど矛盾を抱えているのは全部向こうの側であって、いつ足元から崩れてもおかしくない。こういう関係のなかに僕らがいて、この壁を突き崩すかどうかなんですよね。そのことも全然運転行動に立ってみて、あらためて僕らは学ばされたことです。だから動労千葉の運転士に2名ずつ管理者がくっていてまわっているということをやらざるをえない。こういうことも含めて、ここには大きな展望が開かれているということですね。二進も三進もいかなくなっているということですね。
 
 
闘いが切り開いた成果
 
 20qのレール交換を約束させる
 さて、闘いは大きな成果を切りひらいています。レール交換みたいなことなんですが、僕らはどちらかというとレールを交換したところで、根本のところは解決がついていないと。つまり業務の全面的外注化が解決つかなければ成果としても言えないなという感じで考えていたんですが、7月15日の1047名の集会があった時に、演壇の裏で皆さんご存じだったと思うんですが、立山学さんという、JRの安全問題ずーっと追及していて、本なんかをいっぱい出している人に、「委員長、これはすごいことなんですよ」と言われて、あらためて「ああ、そうか」というふうに受けとめました。「これはイギリスの国労だってできなかったことなんですよ」というんですよね。つまりイギリスの国労の委員長があいさつに来ていましたけども、まったく同じ状況があって民営化された結果、レールが折れて何度となく脱線転覆事故が起きて、何十人という死者を出す大事故を繰り返したんですね。その結果、イギリスの民営化された鉄道会社は、その損害賠償に耐えきれなくなって、倒産しちゃうんです。今、再国有化という問題になっていて、その過程でイギリスの国労というのは一回民営化で徹底的に団結を破壊されたんですが、息を吹き返して、今200万をロンドンで集めた反戦集会などを組織したのはイギリスの国労中心だったんですね。つまりイギリスの戦闘的労働運動の牽引車になっているんですが、実際にはイギリスの国労だって、自分たちの闘いでレールの交換をさせるということはできなかったんですよというんですよね。ああ、そうかと。やはり2年間、去年以来ですけれども、2回のストライキと2回の安全運転闘争で総計20キロからのレール交換で、今管内あっちこっちで大変な勢いでレール交換工事が始まっていますけれども、これは「闘いなくして安全なし」だということを再度確認しました。
 
 
「給料よりも仲間が大事ですから」
 
 もう一つはこの闘いの渦中で19歳の若い仲間が動労千葉に結集をしたということです。やはり労働者の気持ちが動いているということなんですね。19歳ですから級が一番下ですし、動労千葉に入ったらこれで給料が上がらないということを承知で、腹を決めて来たということはすごいことなんですね。「給料よりも仲間が大事ですから」と言ってくれた、その思いに僕ら自身が大きな責任を負ったわけですから、絶対にこんなJR体制を打破して、内山君というんですが、「ウッチーの給料を上げてやるからな」と約束もしましたから、これに続く流れを絶対つくりたいと考えています。
 これも結局は、損得のことを考えたら東労組にいた方がいいと決まっているんですよね。昇進試験を受ければ昇進する。給料も上がっていく。会社からもいじめられない。だけど労働者は損得で動くんじゃないんですよね。動労千葉にいたら処分もされる、配転もされる。それを百も承知で、そのことを目の当たりにして職場の中の現実を見ながら来てくれた。
 これだって今、別にJRという職場のなかだけのことでは絶対ないと思っています。労働者は我慢できなくなっているんですよね。なんでこんな現実なんだ。やはり一番大事なことは、労働者がもっている思い、つまり労働者である以上、仲間け落としたって一銭でも給料がほしいなという思いだってもっているはずなんですよね。だけど正義の闘いには命をかけるというのも労働者じゃないですか。人間は両方持っているのを、僕らがどっちを引っ張り出せるのか、こういうことだということを、今回の闘争と内山君の加入という問題のなかから感じました。
   すごい反響
 それともう一つは、ものすごい反響の闘争となったということですね。これはごく普通の市民ということだけじゃなくて、労働組合のレベルなんかでもそうです。これを否定できる労働組合はどこもなくなったということなんですね。だから動労千葉は過激派だとかなんとかと言われてきた動労千葉のイメージが、たぶんこれで一新したんじゃないかと思いますので、全力で11月集会に結集していきたいと思っています。
 
 国鉄ーJR労働運動の現状
 
 全ての勢力が瓦解状況
1047名闘争も含めた国鉄、JRにおける労働運動の現状ということです。一言だけです。実際上は大変な危機にあります。国労もそうですし、もちろんJR総連、鉄産労、あらゆる労働組合がなすすべなく展望を失って、方針を失って、転向しようとしています。歴史的に見てくると、労働組合に解体させられた時に起きるようなことが全部で起きています。それが現実なんですね。
 たとえば国労にしても、例の4党合意なんかでチャレンジグループだとか共産党の幹部達が、ゴリゴリ反動的に突っ走っていた頃はまだしもだったんですよね。いいとは言いませんよ。だけどそれなりに反動的方針をもってゴリゴリ突っ張った。そういうものすら一切なくなっちゃっている。
 東労組もそうです。革マル的にごりごりと逆らう人間を組織のなかでも徹底的に反組織分子なんてやっていたことはまだしも、なんの方針もなくなっている。労働組合の崩壊過程で起きることが、全部で全て起きているという現状です。
 これは一時的、あるいは個別的なものではないんですよね。大きく言うと、帝国主義の危機という情勢、歴史的なあらゆる勢力がふるいにかけられて、分岐するという状況の中で、国労も東労組革マルも鉄産労も、全部がこれまでやってきたことが通用しなくなって、自分で瓦解始めているということです。これが簡単に言うと国鉄労働運動の現状じゃないかと思っています。
 
  崩壊から再生へ
 しかし国鉄労働運動の再生ということを考えたときに、一回全部崩壊しなかったら、再生しないんですよね。その意味で言えばもう一回、国鉄、JRの労働運動が新しい一歩を踏み出すのかどうかという、結局解体されて分割・民営化は成功だったといって終わるのか、本当に新しい芽がでるのか、それが潰されるのかというところにいよいよ来たんじゃないかというように私としては感じています。だけどここにはすごく大きな可能性がある、そのことを今回の安全運転行動のなかなどからつかみ取ったわけで、この時期にこの闘争をやったということは、今から考えると本当にまちがっていなかったと。
 
  国鉄分割民営化の総決算攻撃
 こういう状況の背景にあるのはなんなのかということです。それは国鉄分割・民営化の総決算という状況なんですね。再来年4月、あと1年半で分割・民営化20年です。結局、政府の側も決着をつけなければいけない。国鉄分割・民営化闘争というのは今でも延々と続いている。動労千葉も小さいながら存在している。つまり決着がつかなかったんですよね。20年ということをたぶん見すえているんでしょうが、完全に決着をつけるということを今始めています。だから国労東エリア本部とJR東日本が和解するみたいなことが起きているんですね。和解して国労を完全に連合化する、こういうことまで起きてます。
 これは、分割・民営化の時に、潰しきれなかった労働組合をもう一回潰すということです。ですから国労も東労組だってそうです。1047名闘争もそうだし、もちろん動労千葉もそうです。もう一回全部潰すということです。これは当たり前なわけで、たとえば今郵政民営化の問題で、自民党は大変な危機に陥っているわけですよね。だけどあれを突破口にして、国だろうが地方自治体だろうが、あらゆる業務を社会をローラーかけるように全部民営化する。弱肉強食の世の中にたたき込んで、労働組合を破壊する。行政権力機構のなかに労働組合の存在なんか認めないということをやっている時に、国鉄分割・民営化反対闘争が1047名闘争という形で継続しているなんてことを認めるはずがないんですよね。それが分割・民営化の総決算攻撃で、国労も鉄産労も東労組もこういう攻撃のなかで方針を失い、展望を失って組織が崩れようとしているわけです。
 
 しかし再生は不可能ではない
 別に威張って言うつもりはないんですが、動労千葉はこんな小さな力で、皆さんのこれだけの支援を受けながらここにいるということは、考えてみたら本当に大きなことなんじゃないかと。ここが結集軸になってもう一回国鉄労働運動を再生するということは、不可能じゃないんじゃないかということを実感として感じるんですね。そういう危機とチャンスがせめぎ合っているなかで、動労千葉はこれまでの闘いの旗を絶対にゆずらずに頑張り続けたいということをあらためて決意したいと考えています。  
正念場の1047名闘争
 
「7/15集会」の画期的成功
 さて、その焦点の1047名闘争なんですが、7月15日に国労の闘争団、動労千葉の争議団、全動労争議団、この三争議団の団結ということを中心にして、日比谷野外音楽堂で5800名が集まって、大きな闘いの成功を勝ちとりました。
 実はこれまでの集会(昨年の日比谷公会堂であった4/17集会や日比谷野音の12/1集会にしても、)は、表面上はなんとかギリギリまで「1047名の団結」という形だけは維持していたがが、実際水面下であったのはなんだったかというと、口先では1047名の団結と言いながら、ずーっと一貫して動労千葉排除ということだったんですよね。これは闘争団のなかにもあった。あるいは共産党系、全労連などは露骨にやっていた。
 これに対して、動労千葉としては柔軟かつ非妥協的に、「そんなことをして1047名闘争に勝てるんですか。1047名闘争は今だって国労はガタガタ。とにかく被解雇者が団結すること以外に勝利の展望はないじゃないですか」という論争を、この数年間ずーっと水面下では彼らと続けてきてきた。去年の12月の集会なんか、集会が開会されて、まだ楽屋裏でそういうことをやっていたんです。
 だけど結局、その時突っ張ったのは全動労で、「千葉動労とは一緒にできない」なんてことを言うもので、周り中から「お前ら、いい加減にしろ」と全部動労千葉に着いてくれるような関係になった。
 だけど今回の集会はそうじゃなかったです。そういう現状のなかで、「こんなことではこの闘争は勝てない」と、集会の中心になって呼びかけた人達、芹沢先生、山口先生、下山先生らの先生達が、「動労千葉の言うことはまったく正しい」と言ってくれた。つまりこの間の安全闘争のなかで、動労千葉の闘いを理解してくれたんです。
 それで結局は「自分たちが呼びかけ人だから、責任をもってこの集会を仕切って、そんなことはさせません」ということで、動労千葉の本部までわざわざご老体に鞭を打ってきてくれた。動労千葉も、「ありがとうございます。私達も全力で協力します」と約束した。
 そういう意味では激しい分岐のなかから新しいものがこういうふうに生まれてくるということを、これが7・15集会の一番の成果だったんじゃないかと考えているんですね。
動労千葉排除の策動に対して、僕らは途中で腹くくったんです。「こんなことだったら僕らは1047名から分かれる。9名を引いた1038名でやってくれ」と言って、そこまで腹をくくった。だけどやはり動労千葉の主張は通用したということです。
 
教基法改悪阻止闘争、20労組の闘い、1047名闘争
  これと同じことが、たとえばどこで起きているかというと、教育基本法反対の画期的なナショナルセンターの枠を超えた統一戦線のなかで起きています。たとえば松山大の大内先生がこの前の集会(5/7代々木集会)での最後に「1047名の団結と、教育基本法反対の団結と、20労組の団結と、これを3つくっつけたら勝負になる」と発言したら、これに対して全労連、共産党が激しく反応して、「お前はなんなんだ」というふうになっているそうですし、20労組の問題も詳しくは言いませんけど、ここでも同じことが起きているんですね。つまり全部の運動に、動労千葉も参加し関係している、皆さんも関係し参加ている。
  われわれ言っていることは正論じゃないですか。「ナショナルセンターの枠を超えて、本当に団結しよう」と言っているだけの話で、これが社会を動かし始めている。こういうことをこの間の闘いのなかで感じています。
 
 激しい分岐と新しい流れ
 つまり激しい分岐のなかから新しいものが生まれ出ようとしている情勢なんですよね。今度の尼崎事故反対闘争もそうです。こういうことが尼崎事故や郵政民営化法案をめぐっても、小泉骨太方針というのは公務員制度改革で、公務員労働運動解体ですけれども、敵の側はぐらぐらで、郵政民営化法案が通らなければ自民党が崩壊し、自民党が崩壊するということは民主党も割れますから、大政界再編が起きるということまで来ていて、われわれはそこまで闘いを前進させてきたということを、これは動労千葉だけじゃなくて、今日はみんなで確認したいということです。「いい線行っているじゃん」ということですよね。こんな小さな力だって世の中動かせるぜ、これだけ支持を受けている。言ってきたことが通用し始める時代に来たということじゃないですか。
 
 
11月集会1万人結集を!
 
 とするならば、最後、11月集会に1万人を集めたいと。1047名、20労組、教育基本法、そして11月集会勢力と、日比谷野音に1万人ぐらいづつ集められる勢力が4つ集まったらこれは相乗効果で、もう10万ぐらい都心でも集まって小泉政権を倒そうぜ、というところまで今日、私達の闘いはきているんじゃないかということを最後に訴えて報告に代えさせていただきます。ありがとうございました。
 
<戦争と平和を考える親子映画鑑賞会> (後援 世田谷区  世田谷区教育委員会)
 @ビデオ絵本「ひろしまのピカ」
 Aヒロシマからの旅「HELLFIRE:劫火」
 B「HIBAKUSHA―世界の終わりに」

日時 8月9日(火曜)
{@とA} 一回目:午前10時半(開場10時)
       二回目:午後2時(開場1時半)
無料 先着順・各回300人(FAX3420−1554にて事前登録 可)

{B} 午後七時(開場六時半)
こちらは整理券(500円)が必要です。ご注意を。事前登録 可。

場所 烏山区民会館ホール
主催 戦争と平和を考える親子映画鑑賞会実行委員会
(連絡先 世田谷地区労内 TEL3428−1234FAX3420−1554)
※ホールの前でパネル展も同時開催してます。(夜七時まで )
【辺野古ホットニュース】2005・7・27 No0019 平良 修
辺野古の海上にはボーリングの足場としてパイプで組み立てたジャングルジムのような4個の櫓が立っている。工事の専門用語では、「単管足場」。私たちは「櫓」または「ポイント」と呼んでいる。それが「第5」まであるわけだが、実際には4個しかない。昨年の台風の際、「第4」は維持困難との理由により施設局の手で撤去されたため、「第4」は名前だけで実在しない。

施設局と工事契約をしている企業はパシフィックコンサルタンツとサンコー・コンサルツの2社。前者は第1、第3櫓を受持ち、後者は第2と第5である。櫓のたたずまいを見る限りにおいて仕上げの厳密さではサンコーの方がまさっているというのが櫓の住人たちのもっぱらの評価である。将来個人的に個人的に工事を依頼するならサンコー、仲間としてつき合うにはパシフィックの方が気が楽でいいとも。そのような小さな差はあるとしても、工事発注者である施設局と契約している以上、双方とも施設局に縛られている点においては変わりはない。彼らは施設局の忠実な僕として働くことになる。

先日パシフィックの工事監督が云った。“反対の皆さんは本音で阻止行動をしているが、私たちには本音ではやれない立場がある”と。彼らは本音を隠していると云うのだ。ならば彼らの本音とは何なのか。そっと聞いてみたいところである
【辺野古ホットニュース】2005・7・30 No0020 平良 修
「じゅごんの住む辺野古の豊かな海を守ろう!」と座り込み抵抗を始めてから468日。沖縄を北限とするジュゴンは東海岸を中心におよそ50頭と云われている。辺野古の海草を求めてやってくるじゅごんは年に2〜3回(?)その優雅な姿を写真に収められている。遊泳中の実物を目撃できるのはごく限られたラッキーな人だけである。しかしと云うよりは、見つけるまでは諦めないねばりの人だけである。

ところが、「何百回もじゅごんに出会った」と云う人がいる。海上攻防で辺野古の海が荒々しくなる前のことだと聞かされると、作業船と阻止船が一緒になってじゅごんを辺野古の海から、遠ざけているという現実を見せつけられて、気が重くなる。夕方から翌日朝にかけてじゅごんがあたかも仲間でもあるかのようにその人の側にやってきたというのである。「写真は撮らなかったのですか」とたずねると、「フラッシュをたこうものなら彼らはすばやく逃げてしまい、二度と近寄らなくなる」との答え。エンジンをとめた小型船から彼は息を殺して波間のじゅごんを、凝視する。するとじゅごんと彼の目が合うのだそうだ。そしてジュゴンは満足したように泳ぎ去り、彼は再び戻ってくるかも知れない「友」に気を配りながら静かに操舵する。

海上攻防戦が激しくなった昨年の9月以降、じゅごんとの出会いは目立って少なくなったように思える。しかし、じゅごんは間違いなく辺野古の海で生活している。じゅごんは辺野古の海の「先住民」だと知ろう。静かな生活の場を一日も早く彼
らに返そう。

辺野古の速報は  ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中!
 沖縄 辺野古想いをつなげる カヌー隊
2005年07月31日(日)
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施設局が来ました。

施設局パシフィック船団が3やぐらに来ました。
施設局パシフィック船団は3やぐら近くで停泊しています。  
Posted by kitihantai555 at 10:56TrackBack(0)
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施設局が出てきました。

施設局員、パシフィックの作業員がシュワブの浜から施設局チャーター船に乗り込み、1やぐらに来ました。警戒態勢です。

今日の海上は風も強くなく、波も穏やかです。
(写真は平和丸です。)  
Posted by kitihantai555 at 09:43TrackBack(0)
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おはようございます。

今日も朝から海に出る人たちが集まり、船に乗って海上のやぐらに向かいました。
3やぐらに来ました。
今日の海はとても凪いでいます。  
Posted by kitihantai555 at 07:45TrackBack(0)

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