24日の国会前、座り込み |
普天間移設先、打開策を模索 米軍再編で審議官級協議 朝日新聞 2005年10月24日12時39分 |
在日米軍再編協議で焦点となる普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先をめぐり、来日中の米国防総省のローレス副次官と日本側による審議官級協議が24日午前、東京都内で開かれた。米側は「辺野古沖縮小案」を主張する姿勢を崩していない一方、日本側は前回の協議で示した「沿岸案」のほか、同じ地域で複数の妥協案を示し、米側の理解を求めている。 月内の日米安全保障協議委員会(2プラス2)開催に向けて大詰めの協議となる。日本側は、キャンプ・シュワブ(同県名護市など)の兵舎地区を利用して、一部が海上に突き出す「沿岸案」(兵舎地区案)についてあらためて理解を求める構え。だが、米側は飛行経路や兵舎の移転が必要になることなどを理由に、非公式にこの案を拒否する考えを日本側に伝えており、今回も難色を示すのは必至だ。 対立が続けば、日米双方が目標としてきた2プラス2の月内開催が困難となる。そこで日本側は、現行計画の海域からシュワブ兵舎地区に至る海域で、陸上にかかる部分の大きさや滑走路の向きなどで複数の妥協案を示しており、打開策を模索している。 前回の協議では、米側が、日本側の主張するシュワブの丘陵部分に移設する「シュワブ陸上案」を拒否した。日本側は「辺野古沖縮小案」に譲歩する形で「沿岸案」を提示。その後、日米共同で2案について現地調査をしていた。 |